企業がクラウドPBX導入によってもたらされるデメリットとは？

企業がクラウドPBX導入によってもたらされるデメリットとは？

クラウドPBXは導入コストの削減や様々な業務連携の機能の実現など、メリットが多いと言われることが少なくありません。そのため多くの企業が導入を検討していますが、社内でPBXを導入し運用する場合に比べると利用上の様々なデメリットもあるためこの点も十分に注意をすることが必要となります。クラウドPBXは外部の提供会社がシステム運用を行っていることから、個別の様々な設定変更やその他の要求が受け入れられないと言うことも多いので注意が必要です。自ら運営する場合にはビジネスで利用されるグループ管理やピックアップ管理など、その状況に応じてきめ細かい設定を行う場合が少なくありません。しかし、クラウドPBXの場合にはこのような細かな設定を行うことができない場合も多く、そのため実際の業務に支障をきたしてしまうこともあります。グループ内で担当者が不在となっている場合が多い職場などは、ピックアップ機能が必要不可欠となります。このような職場ではピックアップ機能がなくなると業務に重大な支障をきたしてしまうこともあるため、導入の際にはこれらのデメリットも十分に認識し業務に対する影響を考慮することが必要です。

脆弱性を考慮した強固なクラウドPBXを採用することが重要

クラウドPBXを利用する時に最も重要になるのが、脆弱性に関する理解をきちんとしておくという点です。通常のサービスと全く異なるのは、インターネットを通して電話交換を行うという点です。通常の電話は外部から攻撃を受けたとしても、そこまで大きなトラブルに発展することはありません。しかし、このサービスはインターネットを通して利用していくことになりますので、その部分で攻撃を仕掛けられてしまうとシステムがダウンしてしまう可能性も存在します。クラウドを利用する時には、セキュリティ性が高いサービスを利用しておかないと外部からの攻撃に耐えることができなくなってしまいます。特に、クラウドPBXはインターネットに繋ぐことができないと利用できないものです。クラウドを用いて起動していますので、この部分が根幹となっていることに疑いの余地はありません。そのため、セキュリティ性が高い会社を選択して継続的にサービスを利用できるように準備をしておく必要があります。